季節が彩る野菜の美味しさ。【かえる食堂 池袋】
君の胃袋を掴みたい。【初心者のための、スパイスから作るカレー】
食い倒れスリランカ
気がつけばもう師走。
今年ももう終わりですね。
カレーに夢中ですっかりブログの更新を忘れてました。
例のごとくブログはサボってましたがカレーはサボらず食べ続けてます。今日現在で349食!昨年の実績が303だったんで今年は大幅に数字を伸ばせました。着地の見込みとしては355くらいでしょうか。(前年比117%)
1つの目標だった年間365食にはあと一歩と言ったところ。来年こそは達成したいなぁ。
カレー屋さんの訪店数は現在全国で353店舗。(関西174、関東174、その他5)
気がつけば関西に関東が追い付いてました。大阪に5年いたから関東2年でそれだけ行ったのか…我ながら、ちょっとどうかしてると思います。
ネタだけはたまりにたまっているので、時系列は無視して気の向くまま書いていきたいと思います。
いつもは番外編の旅日記、今回はスリランカなんでカレーです!
今年はあとマレーシア、メキシコ、キューバも行ったので、そのへんの食べ歩き日記もまぁそのうち…(カレー関係無いけど。)
という訳で先月は三連休に振休を2日つけてスリランカまでカレー食べに行ってきました。
迷ったらとりあえずやってみよう、が最近の信条です。
Colombo→Sigiriya→Dambulla→Kandy→Colombo→Negombo
Kandyの市場
まだまだ日本では馴染みのないスリランカの料理、食べないなんてもったいない!ってくらい美味しいんです。どうせカレーだったらインドカレーと大して変わんないでしょ?って思ったそこのあなた!甘い、甘いよ…カレーで言ったらバーモントの甘口くらい甘いです。
インド料理よりも油使わなくてヘルシーだったりモルディブフィッシュっていう鰹節みたいなのを使ったりするので日本人にも凄く食べやすい味わい。特に日本のカレーライスと違うのは数種類のカレーとおかずを混ぜながら食べること。ちょっと違うけどビピンパみたいな感じと言えば分かりやすいですかね?
関西ではスリランカカレーがここ最近のブームになってますが、僕の場合東京でスリランカ人の友人が出来たことがスリランカに興味を持つ大きなきっかけになりました。彼の家で振る舞ってもらったスリランカのカレー。スパイスも調理工程も凄くシンプルなのにとにかく美味しい。
友人が作ってくれたスリランカカレー。
ポークカレー、パリップ(豆カレー)、ポルサンボール、インゲンの炒め物。
インドとのスパイスの使い方の違いや混ぜて食べる食べ方などなど…気がつけばスリランカの世界に引き込まれてました。
何となく調べてみたスカイスキャナー、中国経由で往復5万のチケットを見つけた瞬間、こりゃあ行くしかないなぁと。
香取先生のレシピ本を片手に食べ歩き。レシピ本を旅に持って出たのは初の試みでしたが、現地の人に見せたら興味津々で会話がそれはもう弾むし何か喜んでもらえるしで凄い楽しかったです。
古都Kandyでは一泊ホームステイしてお母さんに家庭料理を教えてもらいました。これがもうめちゃくちゃ面白かった!
作ってもらったのはこの7品。
Parippu(豆のカレー)
Wambatu salad(揚げ茄子のサラダ)
Chicken curry(文字通りのチキンカレー)
Ala beduma(ジャガイモの炒め物)
Kerrot and cabbage salad(人参とキャベツのサラダ)
Banana with papaya(バナナとパパイアのデザート)
Lime pickle(ライムのピクルス)
旅先でのホームステイは初めてだったけどやってみて良かったです。お母さんもお父さんも親切で娘さんも好奇心旺盛、同じ日に別室に泊まったイギリス人、チェコ人も交えてリビングでは夜遅くまで盛り上がりました。
Kandyではスリランカ人の友達に聞いてたDevonでランプライス。
食後には蜜がけヨーグルトのミーキリを。日本で食べるものより少し酸味が強いのが特徴かな。何でも水牛のヨーグルトなんだとか。
首都コロンボ(厳密に言うと首都はスリジャヤワルダナプラコッテ)では香取先生のアドバイスを受けてブリヤーニに挑戦。ビリヤニのスリランカ版です。こうやって料理が国を越えて伝わってく中で少しずつ土地や文化に合わせて変わっていくのを見るのが面白い!
こういうのを見ると本場インドではどーのこーのとか言うよりも日本のカレーは日本に合わせて進化したものだと捉える方が面白いよなーと思います。
スパイスガーデンでは日本でなかなか見れないスパイスが栽培されてるのを見れました。クローブの葉っぱとかカルダモンの木とかでテンションが上がる日本人はなかなかいないですよね…
観光の目的はシーギリヤロック!
とにかくこれがでかい。笑えるほどにでかい。そして登るのがつらい。それはもうしんどい。
今回は短い旅程で移動も多かったのでバックパッカーならぬリュックサッカーだったんですが、さすがに荷物背負って登るのはなかなかに堪えました。
この壁画は何でも1500年前のものなんだとか。これだけ鮮明に残ってるなんて凄い。
街としてはKandyの雰囲気が気に入りました。伝統のキャンディアンダンス。
仏陀の歯がおさめられているという仏歯寺。
Kandyの市場のスパイス屋さん。
出会うスリランカ人みんなに3日しか滞在しないなんてなんてもったいない!って言われまくったけど、3日でも行けて良かった!
とにかく人が優しい良い国でした。
全てはここから始まった。【カシミール 北浜】
食い倒れイタリア
噛み締める、野菜の旨さ。【Rojiura Curry SAMURAI. 下北沢】
スープカレー特集その2は下北沢のRojiura Curry SAMURAI.です。
マジックスパイスで有名な下北沢、もともとカレー屋さんは多かったものの、ここ最近はスープカレーのお店が増え瞬く間に激戦区となりました。
ご多分にもれず、こちらのお店も札幌からの進出。北口から少し歩き、店名の通り路地裏にあるんですが行列が出来てて結構待ちます。
内装は下北沢らしく、肩の力が良い感じで抜けたお洒落さ。
店員さんの雰囲気も下北沢っぽくて、良い意味でテンションが高くなく、個人的にはここの接客と雰囲気、結構好きです。
前回、1回目に来たときは一番豪華な侍スペシャルにしました。
チキン、豚の角煮、挽き肉、ザンギ(からあげ)、サクサクブロッコリー、野菜20品目の豪華なメニュー!
彩りも鮮やか。野菜の量も本当に多い。
スープはレギュラーで。
メニューはメイン、スープ、辛さ、ご飯の量、トッピングを選ぶタイプ。スープカレーは組み合わせが色々楽しめるので、好みに合わせて色んな頼み方が出来ますね。
思ってた以上に量があり、前回は野菜を食べるのに必死でスープを楽しむ余裕がありませんでした。前回の反省を生かしつつ、でも沢山食べたいしで…今回は侍祭りに。
侍祭りは店内の壁にあるトッピングから3種類か4種類選ぶというもの。トッピングは季節により変わる様子。
チキン1/2、豚角煮、牡蠣、ゴボウの4種をセレクト。
スープはマイルドココナッツの4辛で。
奥芝も大概野菜が美味しかったですが、侍は野菜の一つ一つが食べやすい大きさで少し小さくなっており、その分野菜の種類が多い。
じゃがいも、豆、かぼちゃ、茄子、水菜、きくらげ、さつまいも、蓮根、ピーマン、パプリカ、人参、キャベツ、ブロッコリー…そして何よりゴボウが旨い。
醤油と味醂で煮込み味付けされた上に衣をつけ揚げられているゴボウ。
もうこれが本っ当に旨い。
噛み締める程に口の中に広がるゴボウの風味と甘さ。
たまりません。
スープは好みなので人によると思いますが前回のレギュラーよりもマイルドココナッツの方が好みでした。
トマトベースに和風のだしと豆乳にココナッツのまろやかさの濃厚な味わい。
とろりとしたスープは粘度も普通のスープカレーよりも高く特徴的。
個人的には山椒か花椒?の痺れる辛さがツボでした。カレーに山椒と花椒、使ってるところって少ないんだけど美味しいんだよなぁ。
とにかく美味しい店なんですが、大食いに自信の無い方、女性の方なんかは頼む時の量に気をつけた方が良いかも。20品目の野菜は相当多いのでご飯は少なめにするとか、野菜は13品目にしておくとか。
個人的な拘りとしてスープカレーを食べる時は最後にスープを残しておくのが好きなので、ご飯と野菜に追われてスープが楽しめないのは勿体ない気がするんです…
食後はラッシーを。
奥芝とは対照的にここのラッシーは濃厚。
山椒(花椒?)の痺れた余韻に浸りながらのラッシー…最高です。
Rojiura Curry SAMURAI.
東京都世田谷区北沢3-31-14
11:30~15:30 L.O.15:00
17:30~22:30 L.O.22:00
※休日は行列にご注意を。
定休無し
本丸攻略!待ち時間に納得の味わい。【奥芝商店 八王子田代城】
最近のマイブーム、スープカレー特集その1はこちらのお店。
奥芝商店 八王子田代城。
札幌の名店です。
去年の秋くらいからスープカレーにハマってて、ずっと前から行ってみたいとは思ってたものの、八王子って遠いし60分待ちが普通の超人気店だとかでなかなか行けず…
仕事で八王子の方に行く機会があったので、ここぞとばかりに行ってきました。
待ち時間のシステムは結構斬新。
機械が入口にあって、待ち時間何分とか出ます。(直接使わなかったんで機能良く分かってませんが…)
店頭に行列を作らないように工夫がされてるのは良いなぁと思います。
最初はキャンセル待ちと聞いて諦めかけたものの、20分くらいで入れました。
金曜の夜遅くということもあり売り切れも多く…ちょっと残念でしたがまぁ思ったより待たずに入れたので良しとしよう。
レトロな古民家を改装したような感じの店内。
オーダーしてから来るまでも少し待ち時間は長め。
メニューは1.スープ 2.メイン 3.トッピング 4.辛さ 5.ご飯を選んでいきます。
スープはエビが売り切れで薬膳チキンスープに。
メインはチキン食べたかったけど前の人で売り切れとのこと…肉がひたすら食べたかったので豚角煮と大根のスープカレーにベーコントッピングにしました。
無料トッピングはホールトマト、辛さはメイ…じゃなくて皐月で。ご飯は白米。玄米は売り切れでした。
辛さ表記はマジスパと同じで独特な感じです。
カレーが机に運ばれてからミルで挽いてくれるスパイスとハーブがとても良い香り。
まろやかで濃厚なトマトベースのスープ、肉と野菜がそれぞれ丁寧に調理されてるのが食べる程に良く分かる。
かぼちゃ、大根、茄子、にんじん、いんげん、トマト、ピーマン…野菜の一つ一つが美味しい。
とろとろの豚角煮に食感が嬉しい分厚いベーコン、思った以上に量が多くて嬉しい悲鳴。
こりゃあ時間がかかる訳だ。
納得の待ち時間、納得の味わい。
待ち時間が長い店って事前情報だけで何となくネガティブなイメージを持ってたけど店員さんの接客も丁寧で感じが良く、素敵なお店でした。
すいません、どうやら心が汚れてたのは僕の方みたいです。
食後にはブルーベリーラッシーを。
サラサラでした。量は結構多め。
やはり百聞は一見にしかず。
百見は一食にしかず。
また八王子までわざわざ行っても、食べたいなぁ。
奥芝商店 八王子田代城
東京都八王子市子安町4-5-5
月曜定休
火~土 11:00~15:00
17:30~22:00(L.O.)
日祝11:00~20:00(L.O.)
売切次第終了